ブログ(写真・動画)
ブログ一覧
タランテラ(ブルグミュラー)
タランテラはブルグミュラー25の練習曲の中でも難易度の高い曲のひとつです。
ただ早く弾くことなら、指の回る人であれば何となくすぐに弾けてしまうかもしれませんが
タランテラ特有の8分の6拍子の拍感、踊るような軽やかさ、響きを意識して表現するのが非常に難しいのです。
速いテンポに飲みこまれることなく、乱暴にならず、美しく聴こえるためにはどうすればよいか
生徒さんともよく話し合いながら譜面の中にある作曲者の意図を考え、練磨していきます。
ブルグミュラーコンクール本選に向けて
少し前のことになりますが、ブルグミュラーコンクールの本選に挑戦する方たちと一緒に、決起会を行いました。
今年はコンクール初挑戦の方から、継続して毎年コンクールに挑戦されている方まで、1年生~中学生8名が本選に進まれました。
日本人には親しみ深いブルグミュラ―の曲は、見開き1ページに収まる短い楽譜でありながら
さまざまな音楽的要素、表現を含み
誰でも比較的簡単に挑戦しやすい一方で、譜面の指示を正しく理解し、美しく表現しながら弾こうと思うと奥深く、曲によっては非常に難しいものもあります。
今回の決起会を企画しました。
それぞれの決意を述べてもらい、その後は色々な話をしながらの和やかな食事会となりました。
本選まであと2週間です。
ここからのラストスパート、みなさんと一緒に駆け抜けていきます!
音符の積木クイズ
ピアノとリトミックを半分ずつ行っている、年少さんのレッスンです。
この日はリズム積木をつかったクイズにチャレンジ!
3種類の音価の違う音符の積木をよーくさわって形や大きさを確かめてから、
目をつむってどの音符かを2択で当てるクイズです。
ティが一番小さいね、ターは長いね、など、手の感覚を一緒に使いながら
それぞれの音価のイメージを定着させていくのに役立ちます。
クイズの後は、リズムカードと同じように音符を並べてみたり、それを指でトントンしながら口に出してリズムを言ってみたり。
いつもはリズムカードで見ている内容も、積木を使うと新鮮に感じられて楽しいですね。
落ち葉、やきいも、ぺたぺた制作
11月も初旬までは半袖で過ごせるような陽気でしたが、後半からようやく秋らしい寒さになりましたね。
レッスンでも秋を感じる活動がお歌がたくさん出てきました。
おちばひろいでいろいろな色や形を見た後は、おいもほり。
お母さんにおいもを隠してもらい、みんなが緑の紐をひっぱるとおいもがポーン!と出てきます。
おちばをあつめて火をつけたら、アルミホイルでくるんだおいもをふかして焼き芋づくり。
焼き芋のくだりはこどもたちみんなが大好きなので、今年は1歳さんから年中さんまでの各クラスで行っています。
やきいもを食べたら、こんどはでんぷんのりを使ってちぎった画用紙をぺたぺた、簡単な制作も行いました。
秋のお歌は名曲が多すぎて選べず、、10月~11月にかけてたくさん歌いました^^
いもほりのうた、赤とんぼ、どんぐろころころ、夕焼け小焼け、真っ赤だな、などなど…
紅葉、七つの子も歌いたかったけれど時間が足りず!
音楽の意義について考えてみた話
お教室では、平日の午前中に大人の方のレッスンを行っています。
現在は20代~80代までの大人の皆さん(男女おられます)が、月に1~2回のレッスンに通ってくださっており
年に一度、1年間のまとめとして大人の方のみで集まり、弾き合い会も行っています。
さて、先日ある方とレッスンをしていて、そのさなかに
80歳になった自分を想像できるか、という話題になりました。
少し、はっとしました。
普段の生活では、目の前のことに必死になるあまり、遠い将来のことを考えるには至らず
自分がこの先どうなっているのか?と考えるのはどちらかというと不安で
今まであえて目を向けなかったというか、あまり考えてこなかったのです。
人生のいろいろな山場を越えて、最後に残るものは何か、と考えますと
その時人生の救いとなるものは何でしょうか。
旅行や趣味に時間を使えば、とも思いますが、旅行に行く体力には限りがありますし、仕事や家庭のあれこれに忙しく過ごしてきた場合は趣味という趣味がない場合もあるでしょう。
その時残るものは何か?と思ったとき、ふと
それはもしかしたら芸術なのではと思いました。
美しいアートや文芸に触れたり、音楽を聴く、または奏でることで
力をもらったり、癒されたり、自己表現することですっきりしてすがすがしい気持ちになります。
人生の終わりが実感されてきたとき、自分を救ってくれるものは何か?
そんなことを考えて、自分に少なくとも音楽というひとつの選択肢があること、
同時に、音楽を通して1歳から大人まで、本当に幅広い世代のみなさんの人生に少しでも関われていることのありがたさを
改めて感じたのでした。