指先を使う活動

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今回は2歳さんのリトミックより、指先を使う活動となるビーズのひも通しです。

制作などでつかう一般的なビーズよりはひとまわりほど大きいものなので、穴も大きくひもが通しやすくなっています^^

ビーズが反対側から抜けていかないよう、ひもの片側を玉結びにしたり、お母さんに持っておいていただいたりしておきます。

今回は最初から玉結びにしておきましたが、ひも通しがスムーズにできるようになったら

この玉結びの工程もやり方を一緒に教えながら自分でできるように練習していくとより指先を使えるようになっていきます。

他の部分では、輪ゴムで何かを束ねたり、リトミックの電車の活動などで使う長い紐やロープを束ねる作業もよいですね^^

手首をひねる動作も加わりますので、よりいろいろな部分を一度に使うことができます。

全部をひとりでできなくても、最初はどこか一部の簡単な作業から(最後にぎゅっと引っ張るところだけ、など)

お片付けの際にお手伝いしてもらうようにして導入していきます。

 

ビーズのひも通しは、ただすべてを通すだけではなく

「赤のビーズを3つ通してね」「赤と黄色と緑を2つずつ通してね」など、色や数をこちらで指定して通してもらったり

ピアノのリズムにあわせてぴんと張った紐の左から右へビーズをスーッと動かしてみたり

意外にもいろいろな方法で活動に使うことができます♪

 

 

ベビーリトミック♪おでこ おはな おくち

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ベビーリトミック、今回は3組のかたがご参加くださりとてもにぎやかな雰囲気となりました^^

9か月から1歳3ヵ月のみなさんは、はじめてくる場所や人、ピアノの音にすこしどきどきしている様子…

お教室のピアノは部屋の構造上とてもよく響くので、初めて聞くとびっくりしてしまいますよね。

お母さんのおひざの上でトントンリズムを刻んだりゆれたり、ピアノのグリッサンドにあわせて高い高い~で楽しくなったら、

今度はおさんぽです。

歩ける人は歩きながら、お母さんにだっこしてもらいながら、それぞれ好きなやり方でおさんぽに出発!

小走りしてみたり、ピアノが低くジャン!と鳴ったら小さくなって、つかれてきたらおやすみなさい、、などの繰り返しをしながら

簡単な即時反応の活動をしていきます。

ここでの即時反応は、自分で聞いて判断するということではなく、まずお母さんが中心となって動いていただき

子どもたちはお母さんの真似をして動くことからはじまります。

だっこでは意味がないかな?と思いがちですが、赤ちゃんもしっかり耳で音をきいていますので

ピアノがとまってピタっ!と動きが急に止まったりすると面白くなって笑ってくれます♪

お母さんの腕の中で、しっかり音を感じている証拠ですね^^

 

沢山活動したあとは、みんなで座って絵本を見ながらお歌を歌いました♪

今回のお歌は「おでこ おはな おくち」のうたです。

絵本のお顔の絵を見てお歌をきいたら、お母さんにおでこやはな、ほっぺたを優しく触ってもらいふれあいながら歌うお歌です^^

スティックトントン☆(カラーボード編)

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リトミックのクラスでは、毎回前半に2~3分のミニゲームを3つほど行います。

こちらはいずれも集中力やリズム感を養うためのもので、体だけでできるものや、このようにスティックやカラーボードを使ったものなどさまざまです。

スティックは手でも代用できますが、いつも手を使ってばかりだとあまり変わり映えせず飽きてしまうので

少しずつゲームごとに違う道具を取り入れるようにしています^^

今回は、一定のビートを保ちながら指定された色を打つゲームです。

年中、年長さんになると2拍、3拍、4拍の聞き分けなども行うようになっていきますが

2歳さんの段階ではそうした拍の意識に向けて、まずは均等に正しいリズムで叩き続けられることがとても大切です。

年齢が低いほど、どうしても早く叩きたくなったりしてしまいがちではありますが

お手本に合わせながら、まずはしっかりと見てそれを模倣することが最初のステップになります^^

リトミックのねらいの一つである、「忍耐力」にもつながりますね。

 

早く叩きたい人は、ゲームを始める前に「好きなだけ早く叩いていいよ」と言ってまず気が済むまで叩いてもらうと

ストレスもなく集中してスタートできます。大体の人が30秒くらい全力で叩くとスッキリするようです☆

 

数とリズムのお勉強

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3歳さん~年少さんくらいの生徒さんのレッスンで行っている、数とリズムのお勉強です。

まずはいろいろなもの(果物や動物、女の子はプリンセスの名前なども盛り上がります)の名前を確認し、

1文字につき1つずつ手を叩く、あるいは足踏みしながら名前を言います。

ひらがなの書いてあるカードやワークを使うこともありますので、その場合は一文字ずつ指を添えて読みます。

そのあとは、「何回手を叩いたかな?あしぶみしたかな?」と一緒に考え、手を叩いた数だけビーズを取り文字の上に並べていきます。

このとき、並べる順番はかならず左から(楽譜を読むときと同じように)になるように気を付けます^^

ビーズを置いたらもういちど指を添えて、今度はひらがなではなく数で「いち、に、さん、、」と数えてみましょう!

集合数の認識と、左から読んでいく練習になります。

 

慣れてきたら、こんどは少しだけ発展させてみます♪

ビーズが2個なら「1,2,1,2,1,2,・・・」

3個なら「1,2,3,1,2,3,1,2,3,・・・」

と連続して一定のリズムを保って読んでいきます。

このときも手を叩いたり、足踏み、または指先で各ビーズを指しながらよんでいきます。

ビーズの数によって2拍子、3拍子、4拍子とそれぞれちがう拍(ビート)を刻むことができますね^^

リトミックに慣れてきた3歳さんや年少さんでしたら、ひとりずつ読んでいくのも緊張感が出て楽しいです。

このとき、こども「1,2,3」お母さん「1,2,3」先生「1,2,3」というように一人ずつ1小節分を担当してもいいですし、

「1の人」「2の人」「3の人」を決めて、ビートが乱れないように回していくのもとてもよいリズム練習になります。

数字でなく「り、ん、ご」などものの名前で行うこともできますので、無数にアレンジができるのもいいですね♪