トルコ行進曲♪

子供たちに人気の「トルコ行進曲」ですが、

モーツァルトとベートーヴェンがそれぞれ同じタイトルで作曲しており、どちらも非常に有名ですね。

テレビなどでは、モーツァルトのバージョンの方がやや多く使用されているかもしれません。

片方がもう片方を真似したのかな?と言われることも多いのですが

実は両方とも、18世紀にヨーロッパで流行したトルコブーム(正しくは当時のオスマン帝国)が要因となって作曲されました。

かの有名な『千夜一夜ものがたり(アラビアン・ナイト)』やトルココーヒーなどと共に当時大流行したそうです。

このオスマン帝国軍が2度にわたりオーストリアのウィーンを包囲した際に同行していた、メフテルと呼ばれる軍楽が

当時の音楽家たちにも影響を与え、その独特なリズムを意識して作曲されたのがトルコ行進曲だといわれています。

メフテルは、複数の打楽器と管楽器によって編成されているのですが、そのダイナミックな響きがどちらの曲でも表現されており

2つのトルコ行進曲はメロディこそ全く異なりますが、全く同じ特徴的なリズムが取り入れられています。

●××× ●××× ●× ●× ●××× (●→強、×→弱)

モーツァルトのバージョンでは、左手で演奏されている部分です。

同じものにインスパイアされた二人の作曲家が、それぞれすばらしい作品を生み出したと思うととても感慨深いですね^^

 

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