先日楽器屋さんにお邪魔した際のことですが、本物のチェンバロに触れる素敵な機会がありました^^
こちらは大津(滋賀)の工房でつくられたものだそうで、縁あっていまは京都の旭堂楽器店さんに置いてあるとのことでした。
全長は約230センチほどで、グランドピアノと比較するととても小さいのですが
細部の細かいデザインなどがとても美しく、見ているだけでもたのしい芸術品のようでした。
チェンバロとピアノ、形は似ていますが構造や音は全く異なります。
ピアノは内部にあるハンマーで弦を叩いて音を出すので、大きく華やかな音から小さな音まで幅広い強弱がつけられるのに対し
チェンバロは爪で弦を弾いて音を出すので、ビィーン!という弦そのものの音があり、弾いて(はじいて)音をだすので強弱はほとんどつきません。
ハープや琴の音に近く、それに鍵盤がついたものというイメージです。
ありがたいことに、少しだけ試し弾きをさせていただいたのですが
チェンバロで奏でるバッハやヘンデルは、ピアノの演奏と違う本来の崇高な雰囲気のようなものが感じられて、
「これぞ本物!」と思わず興奮してしまいました^^