さて、今回は音楽におけるもっとも重要な要素のひとつ、テンポについてのお話です。
まだほんの生後5~6ヵ月の赤ちゃんとお母さんに、ベビーリトミックで最初に行ってもらう大切なことがあります。
それは、ある一定の規則正しいリズムをトン、トンとからだに送り伝えるというものです。
これは、背中でも肩でも、お腹でもどこでもかまいません。
ただ大切なことは、正しいテンポを保って伝えるということ。これを「オスティナート・リズム」といいます。
1~2歳になると、今度は子供たちが自ら動いて手やスティックを使ってカラーボードを一定のリズムで叩いたり、足踏みなどをして刻んでいきます。
またピアノのレッスンが始まると、それは演奏する作品の根幹として関わるようになります。
イン・テンポであることは演奏の基本です。
どんな曲でも、まずはメトロノームにあわせて弾く段階を飛び越えることはできません。
メトロノームに合わせるのは、慣れないうちは違和感があるかもしれませんが、そこで「合わない」といってやめることはおすすめできません。
合わないのではなく、合わせられていないだけだからです。
まずはリズム通りに弾く、その先にはじめてより細かい表現があります。
堅い話になってしまいましたが、、どんな年齢においても、0歳から大人まで、テンポは非常に大事なものです。
最初はお母さんから赤ちゃんの身体へリズムを送ってもらうところから、次は自分の手で、足ぶみで、そしてピアノへと繋げていけるとよいですね^^