ジュニアクラシックコンクール
弾き歌い!?(ソルフェージュ)
子ども同士で刺激を受けあって☆
教室は個人レッスンですので普段は子どもたち同士の関わりはあまりありませんが、コンサートや連弾などを通していつのまにか仲良くなっていたりします。写真の子どもたちはたまたま同じ楽譜を使っていたので『いまどれ弾いてるの?』『すごいなぁ!私も早くそれ弾きたい』などと話していました。
また、言葉には出さなくても他の生徒さんから影響を受けているなぁと感じることも沢山あります。こちらからうるさくあれこれ言うよりも、自然に影響を受けて『頑張ろう!』『こうしよう!』と思えれば一番ですよね。
発表会などで他の人の演奏を聴くのはもちろん、時々はレッスンの中でも演奏を聴きあえるような機会をたくさん作っていきたいと思います。
大切にしている言葉『啐啄同時』
写真の女の子はこの日『自分で(楽譜を見ながら)弾くから見といて!』と私のサポートなしで弾くという意思を伝えてくれました。自分で考え自発的に何かをする(ピアノを弾く)。年少さんの年齢でこのように取り組めたらそれだけで100点満点ですね(^_^)
さて、『啐啄同時』(そったくどうじ)とは禅の言葉で、
「そつ」は雛が内側からたまごのからをつつくこと。
「たく」は親鳥が外側からからをつつくことを言います。
雛鳥はたまごの中から殻をつつき、生まれてきます。
親鳥は外から殻をつついて孵化を助けます。
その時に、雛鳥がまだつつこうとしていないのに
親鳥が先につついても雛は生まれてきません。
つまり、親鳥と雛のタイミングが合うってはじめて雛が生まれてこれるのです。
早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ。
また、強すぎても弱すぎてもダメ。
これは日々の子育てはもちろん、ピアノのレッスンでも当てはめられます。
適切なタイミングで、適切な言葉で伝えることはとても大切だと思います。子どもが受け入れられるタイミングでなければどんな素晴らしい言葉も伝わりませんし、反対に子どもが受け入れ万全な状態なのにいつも通りに伝えてしまってはとてももったいないことになりますよね。
ペースはそれぞれ違いますが、成長の絶好のタイミングはどの子どもにも必ず訪れます。ですのでこちらは待つこと、そしてタイミングを見極められる目を持つこと、そしてその時が来たら最大限に引き出してあげられることが私の役割だと考えています。
コンサートの感想(小3の生徒さんより)
チャリティーレッスン☆
前回の夏に引き続き、12月に第2回チャリティーレッスンを開催することにいたしました。
生徒さんにはかなり知られております私の猫好き…(=^x^=)レッスンルームにもたくさんの猫グッズがあります♡チャリティーレッスンの収益金(レッスン料)は全て、猫の保護活動費、保護費用としてお使いいただくために、ボランティアの方に寄付いたします。『保護猫』といって、様々な事情で保護され、家族として迎えてもらうために待っている猫がたくさんいます。そうした猫のために私もお手伝いできることがあればしたいと思いつつ、忙しくなかなかできないのが現状です。そんな私でもできる形がチャリティーレッスンだと考え、この企画を立ち上げました。
チャリティーレッスンは普段レッスンに来ている生徒さんはもちろん、習ってみたいけどなかなか忙しくて通えない大人の方や、ピアノってどんな感じかなーと気になっているお子さん、親御さん、どなたでも受けて頂けます。
気軽にお問い合わせください☆
想像すること☆
レッスンでは『ここを大きく』『ここは小さく』というような言葉を使うことはあまりありません。まずはイメージを伝えて、そのためにどうしたら良いかを一緒に考えながら決めるようにしています。音楽とは、フォルテの場所をフォルテで弾いたら正解、ではありませんので強弱などが書いてあればその意味に納得し裏付けながら弾くことが大切です。
もちろん小さな子どもは【静かな曲】であっても、どう弾きたい?と聴くと【元気に!】などと言う時もあります。そんな時は決して否定せずに『じゃあ元気な感じで弾いてみようか!』と言って弾いてみます。そうすると、やっぱり静かな感じかなぁーと気づく人もいますし、やっぱり元気な感じであってた!と思う人もいます。それでもやはり否定はせずに、その子にとっては【元気系の曲】ととらえても良いと思っています。出来るだけ子どもの感性を尊重し、こちらからはその感性の幅を広げられるような働きかけていくようにしています。