相手の目線に立って考える指導

先日、経験30年以上の大ベテランの先生によるレッスンを見学させていただきました。

ピアノ教師という仕事柄、学校などと異なり他の先生がどのようにレッスンされているか

勉強できることがあまりないため、こうした機会はとても貴重です。

新しい視点での見方や指導方法など、さまざまな発見がありました。

ピアノを教えるということは、勉強を教えることとは異なりはっきりとした形の正解がありません。

それゆえに、感覚やイメージに依る部分も多く、生徒さんへの伝え方が難しいと感じることが多くあります。

今回とても勉強になったことは、生徒さんにどのように具体的なイメージを持ってもらうかという点です。

たとえば、クレッシェンドをきかせていく(だんだん強く、大きく演奏する)部分では

単純に「もっと大きな音で」と伝えても、その言葉によって、かえって力んでしまい豊かな音が出せなくなることがあります。

子供の生徒さんがイメージしやすい伝え方をするのであれば、たとえば

「だんだん人数が増えていく様子を想像してみよう」という提案ができます。

小さく弾く部分は「1人」、すこし大きい部分は「3人」、非常に大きい部分は「10人」などと数字も合わせて伝えると

より大人数=大きく、強くという具体的なイメージが膨らみます。

教師という立場にある方であれば皆が課題にしていることかと思いますが、

”自分の感覚やバイアスにとらわれず、相手の目線や立場に立って考え、伝えること”

この感覚を常に忘れないようにしなければと、改めて感じました。

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