テンポの重要性

さて、今回は音楽におけるもっとも重要な要素のひとつ、テンポについてのお話です。

まだほんの生後5~6ヵ月の赤ちゃんとお母さんに、ベビーリトミックで最初に行ってもらう大切なことがあります。

それは、ある一定の規則正しいリズムをトン、トンとからだに送り伝えるというものです。

これは、背中でも肩でも、お腹でもどこでもかまいません。

ただ大切なことは、正しいテンポを保って伝えるということ。これを「オスティナート・リズム」といいます。

1~2歳になると、今度は子供たちが自ら動いて手やスティックを使ってカラーボードを一定のリズムで叩いたり、足踏みなどをして刻んでいきます。

またピアノのレッスンが始まると、それは演奏する作品の根幹として関わるようになります。

イン・テンポであることは演奏の基本です。

どんな曲でも、まずはメトロノームにあわせて弾く段階を飛び越えることはできません。

メトロノームに合わせるのは、慣れないうちは違和感があるかもしれませんが、そこで「合わない」といってやめることはおすすめできません。

合わないのではなく、合わせられていないだけだからです。

まずはリズム通りに弾く、その先にはじめてより細かい表現があります。

堅い話になってしまいましたが、、どんな年齢においても、0歳から大人まで、テンポは非常に大事なものです。

最初はお母さんから赤ちゃんの身体へリズムを送ってもらうところから、次は自分の手で、足ぶみで、そしてピアノへと繋げていけるとよいですね^^

お楽しみ会をしました

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8月11日に、毎年恒例のお教室のお楽しみ会を行いました!

今回はリトミックで通っている2歳さんから、小学5年生のお兄さん・お姉さんまで約30名の生徒さんが参加してくださり、とっても盛り上がりました!

まずはみんなで簡単な音楽ゲームからスタート。

円になってひとりずつ「ターター」と叩きながらリズムを一定にまわしていったり、

ターターの2拍の中におさまるように、朝ごはんで食べたものを順番に言ってもらうゲームです。

とても簡単なようですが、一定のリズムでまわすということが意外と難しく、小学生の人でもリズムがどんどん早くなってしまったり、焦って早く言い始めてしまうことがあります。

メトロノームが苦手な人は、おうちでこうしたゲームをみんなでやってみてもいいですね。

そのあとは、曲あてゲーム!

「ド」だけを弾かない、「ド」と「ソ」だけを弾かない、などという条件付きで曲を演奏し、何の曲か当ててもらいます。

弾かない部分はスティックでリズムをうちます。

例えば『かえるのうた』なら「(トン・音なし)、レ、ミ、ファ、ミ、レ、(トン・音なし)」といった具合ですね。

簡単な曲ばかりですが、リズムの部分もよく聞かなければいけないのでとても集中力が高まります!

最後は『ぶんぶんぶん』を「ド」と「ソ」だけで演奏し、何の曲か当ててもらうという逆バージョンも行いました。

とっても難しいのですが、リズムが特徴的なので3~4年生では一回で分かった人もいたようです^^

 

音楽ゲームを楽しんだ後は、お待ちかねの制作です。

今年はみんなでギャラクシーボトルをつくりました^^

透明の容器にワタと水、ラメを入れたらそれぞれ好きな色の絵の具で色をつけます。

難しい工程もある制作でしたが、ひとりひとり違う色の素敵なボトルができてみんな大満足だったようです♪

あっという間の2時間でした!

 

 

 

フープの活動

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リトミックでは定番のお道具のひとつ、フープを使った活動です。

フープはなんといっても0歳~年長さんまで幅広い年齢で何度でも使うことができる万能グッズなのですが(笑)

今回は1歳さんのクラスで使用しました。

中に入ってお母さんに後ろから支えてもらい、バスになってみたり

シンプルにフープをトントンと床にうちつけてリズムを刻む練習、

そして「さん、はい」の掛け声にあわせてフープの中から外、外から中へジャンプの練習をしました。

ジャンプがまだ難しい人も、お母さんにわきの下を支えてもらいながらジャンプのつもりで楽しみます^^

最後は『ゆうびんやさんのおとしもの』の歌に合わせて一人ずつ順番にジャンプ!

とっても盛り上がりました♪

海のリトミックであそぼう!さかなつり☆

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あっという間に8月も下旬にさしかかり、ようやく夏の折り返し地点となりましたね。

まだまだ暑さは続きますが、朝晩のちょっとした涼しさに秋の訪れが感じられます。

京都では3年ぶりの大文字焼きも開催され、やっと本当の京都の夏が来た!と感じられた方も多かったかもしれません。とても感動的でしたね。

さて、8月のリトミックはしつこいほどに(笑)海推し!となっております。

夏休み中でお兄さん・お姉さんも参加してくれているので、みんなで楽しめるちょっとした遊びを行いました^^

みんなでおさんぽで海に出かけたら、お母さんとボートにのってぎっちらこ。沖へ向かいます。

お気に着いたら、さかなつり!ストローの先を少しだけカットしたものを釣り竿に見立てて、モールのおさかなたちを釣ります。

海に見立てた小さな桶の中には、お魚、クリオネ、たこ、ウミヘビなどの海の仲間がたくさん泳いでいます。

おさかなのからだにストローを下から差し入れて、そのまま丁寧にもちあげると上手に釣ることができますよ。

ただの遊びのようでもありますが、繊細な手首の動きが必要です。

歩く・走る・転がるなどの大きな動き(粗大運動)が得意になってきた1歳児さん、これからは指先、手首などの細やかな動き(微細運動)もたくさん取り入れて、集中力を高める練習をしていきます。

おさかながつれたら、みんなで一匹ずつならべて数をかぞえました。

たくさん釣れると、とっても楽しいですね♪

1歳児リトミック☆8月の制作

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1歳児さんリトミック、8月のテーマは王道ですが「海」です!

初回の制作では、みんなでおさかなさんをつくりました^^

よくあるシールを貼る制作ですが、今までと違う点は「同じ色の枠があるところに、対応する丸シールを貼る」というところ。

だんだんと色の認識や、色の名前が言えるようになってきている月齢ですので、毎回レッスンの中で歌や絵本、ペープサートなどを使って色の名前・認識を確認するようにしています。

(色の認識は、のちのちピアノのレッスンを始める際にポイントとなってきますので、今からしっかりと学んでいきたい内容のひとつです)

また、どこにでも貼っていいのではなく「決められた枠の中にシールを貼る」ということも重要です。

指先の動き、手首の返し、きちんと対象を見てそこに指を合わせるということを同時に行いますので集中力も高まります。

おさかなを完成させた後は、ヒトデや貝殻、海藻を自由にデコレーションして、完成☆

夏らしいさわやかな海の作品ができました^^

1歳児リトミック7月のうた『さよならさんかく』

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7月の1歳児リトミックでは、パネルシアターをお休みして絵本を見ながらお歌をうたっています。

今月はこぐまちゃん・しろくまちゃんシリーズでおなじみの、若山憲(わかやまけん)さんによる『さよならさんかく』です♪

このお歌、実はいろいろなバージョンがあり、メロディや歌詞も地域によって異なります^^

今回はわかやまさんの本を使わせていただいていますが、ほかにも松谷みよ子さんが歌詞を書かれたものなどもあり

同じテーマでも違いがあってとても面白いです♪

わかやまさんの本では基本的に形や色からの連想となっており、

「しかくは とうふ とうふは しろい しろいはなあに? しろいはボール」というようにいろいろな形や色がどんどん出てきて

1歳の子から年少さんくらいまで幅広く楽しめる内容になっています。

1歳児さんクラスでは、みなさんいろいろな言葉やかたち、色に興味がでてきて、言葉を知る・繰り返すことが楽しい時期。

わかる言葉が増えると一気に世界がひろがり楽しくなりますね^^

 

1歳児リトミックは5月からはじまりようやく3ヵ月が経とうとしているところですが、みなさん少しずついろいろな面での成長が見られています。

最近はおへんじができるようになったり、体操も大人の真似をして動いてみたり、お歌をうたえるように頑張っている子もいます♪

またここから数か月で、どんどんできることが増えていきますね!楽しみです^^

1歳児さんリトミック☆花火の制作

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いよいよ本格的な夏がやってきた7月です。

7月最初の1歳児さんクラスでは、毎月恒例の制作を行いました。

今回は絵の具をつかって、花火を作ってもらいましたよ^^

水性絵の具を水で溶かずに、そのまま指につけて色をつけていきます。

指先でなでるように色をつける子もいれば、手のひら全部に絵の具をつけてペタペタ!とスタンプしていくスタイルの子もおり

みんな個性が爆発していました♪

同じ材料、同じ色の絵の具をつかっても全く違う作品が生まれるのが素敵ですね!

そのほか、ちょうど7月7日のレッスンだったのでたなばたさまのお歌をうたったり、簡単な即時反応を取り入れたコーナーも行いました。

1歳児さんクラスのみなさんはどんどん成長中!

体操や即時反応の際も、少しずつまわりのお母さんたちの真似をして動いたり、曲をきいて「あ!」と反応することができるようになってきました^^

次の冬が来る頃には、もっといろいろなことができるようになりますね。

今年は夏の行事もだんだんと復活しているようなので、ぜひ本物の花火も見てもらえたらと思います♪

グロッケンで、簡単な聴音♪

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年少さんのリトミックから、グロッケンを使った簡単なききとりのコーナーです。

こちらのグロッケンは偶然フリマサイトで見つけたものなのですが、最近幼児さんのレッスンで大活躍しています!

ド~ド(オクターブ上)までの10音があり、それぞれ独立しているので好きな音だけを選んで使うことができるのです。

今回は、ド~ミの一音ずつのききとりができるようになってきた年少さんで「ド」と「ミ」だけを使い、

ピアノの音をよくきいて3音ずつまねっこしてもらう練習をしてみました。

ドレミのききとりはほかにもハンドサインで表現したり、口で「ド、ミ」と実際に歌ったり

またはボールやボードをつかって体を音階に見立て、下から動かすなどいろいろな練習方法があります。

年少さんのリトミックでは、こうして少しずつ遊びの延長上に本格的なピアノやリズム、聴音の要素が入ってきます。

いろいろなことが分かってくるとさらに音楽が楽しくなりますね!^^

雨の日リトミック

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今年の梅雨は、はたしてあったのか無かったのか…

6月は梅雨をテーマにしていましたがほとんど雨が降らず、かえって最近のほうが雨が降っている気がしますね。

もはや梅雨という時期に限定せず、5月~7月を雨季としたほうがいいのかも…などと考えてしまいます。

さてさて、毎年この時期になると大活躍なのが「なきがえる」の木のおもちゃ。

背中にトリケラトプスのようなギザギザがついていて、付属の木の棒で後ろからやさしくなでてあげると「コロコロコロ…」ととてもきれいな音が響くのです。

1歳さんから上は年中さんくらいまで、このかえるさんが出てくるとみんな夢中になります^^

まだしばらく雨の日が続きそうなので、今月もリトミックでは雨をテーマにした遊びや即時反応を少しだけ取り入れています。

弱い雨、強い雨の音楽にあわせて傘をさして(カラーボードなど)歩いたり

かえるとかたつむりの音楽を聞き分けてそれぞれの役割ごとになりきってみたり、楽しみ方はいろいろ♪

いよいよ外では蝉も鳴き始めて、本格的な夏の到来ですね。

こどもたちにも季節を感じて、たのしくリトミックに取り組んでいただけたら嬉しいです^^

積木の活動(1歳児さんリトミック)

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1歳児さんのリトミックより、道具を使った活動→今回は積木です。

初めて積木を使った今回は、まずふたつのつみきをもって両手でカチカチ、トントンさせるところから。

そのあとは3つほど積んでみたり、一度倒してまた積みなおしてみたり、指先を使った細かい作業の練習です。

積木をにぎりしめて持つのではなく、できるだけ指先を使って(親指、人差し指、中指の三本)上から持つようにしていけるとよいですね。

そのあとは、貨物列車のプリントをつかって、同じ色のところに積木を置きます。

一歳半ごろになってくると、赤・青・黄などの分かりやすい色がだんだん覚えられるようになってきます。

最後はみんなでかごにお片付けをして終了です♪