【ミニコンサートの舞台裏①】

ミニコンサートは、親子連弾をされる方以外はみなさん講師との連弾が一曲あります。

75名ほどの生徒さんたちとの連弾は、正直なかなかハードです。
曲のレベルが年々上がってきていることもあり、ひとつずつの曲が長くなる傾向があり
それらを一気に舞台で演奏し続けると体がガチガチに…!(笑)

しかし、一緒に本番の演奏ができるということは、そうした緊張や身体的な疲れがふきとんでしまうほどの楽しさがあります。

連弾だからこそ迫力が出せる曲、メロディーが絡み合って美しさが増す曲も多いので
また次回も同じように開催したいと思っています。

こちらの写真は、本番前に最後の練習をしている姿です。
背中から焦りが感じられますね^^;

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ミニコンサート2022、無事終了しました

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4月16日、17日に旭堂楽器店サンホールにて2台のピアノを使ったミニコンサートを行いました。

お教室では京都コンサートホールでの大きな発表会を2年ごとに行っていますが、その間の発表会の無い年に

こうした規模の小さなミニコンサートという催しを行っています。

ミニコンサートは毎回連弾をテーマにしており、講師との連弾のほかきょうだいで通われている方は兄弟連弾、

講師との連弾ではなく親子の連弾でご出演くださる方もいらっしゃいます。

曲目もクラシック中心の発表会とは異なり、アニメのテーマソングや歌謡曲も含めて選ぶことができるカジュアルな会となっています。

今回は78名の生徒さんがご出演され、バラエティ豊かな曲がそろった楽しいコンサートとなりました。

普段はリトミックで通われている新年少さんも、リトミックレッスンの間のピアノコーナーで練習した曲を弾いていただき、

緊張しながらも堂々とした初舞台となりました^^

会場は80席程度の小規模なホールで、2日間にわたり4部制とし、少人数ごとに開催しました。

人数を細かく分けたこともあり、今回は生徒のみなさんにゲストの方も人数制限なく招待していただくよう伝え

久しぶりにおじいちゃん、おばあちゃんなどの前で直接演奏を聴いていただくことができました。

連弾はソロの演奏とはまた異なる緊張感があり、伴奏が入るとつられて弾けなくなったりという独特の難しさもありましたが

音が増えることでの重厚感や、2台ピアノならではの華やかさを感じていただけたのではないでしょうか。

発表会ではいつも舞台袖で直接生徒の皆さんの演奏を聴くことができないので、

今回は隣で直接演奏を聴かせていただくことも出来、ひとりひとりの成長を感じてとても感慨深かったです^^

新年少さん♪いろんな色を並べよう

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あっという間の新年度ですね。

季節は春を通り越して、一気に夏になったような陽気です。

さて今回は、年少さんのリトミックから、カラーボードを使ったレッスンの様子です。

指の力も少しついてきて、重たいプラスチックのカラーボードもトランプのように扇形に持てるようになりました。

いきなり扇形で持つのではなく、まずはきれいに重ねてから角の部分を持ち、ゆっくりと広げるときれいな扇形になります。

まずは先生が歌いながら出すカードと同じ色のカードを出し、順番に並べていきます。

何度か色の順番を変えながら、同じ色を出す練習をしたあとは

「1,2,3,4」と一定のリズムでカードを左から順番に打ってみたり(4拍子の導入)

慣れてきたら、どこか1枚のカードだけを抜いて、その部分は声に出さずに読んでみたり「1,2,(3)、4」

声に出さない部分は休符の意識になりますし、応用で長い音符(この場合は2分音符)の感覚を養う練習にもつながります。

例えば三枚目のカードが抜けると

♩♩♩♩(ターターターター)から、♩二分音符 ♩(ターターアンター)となるようなイメージですね。

抜くカードを増やせばもっと難しいリズムにもなります。

とてもよいリズムの勉強になるのですが、あまり長く続けてしまうと子供たちにすぐ飽きられてしまうところがこのコーナーの難点かもしれません^^;

Shigeru Kawaiフルコンサートピアノの試弾♪

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先日、カワイ梅田さまにお邪魔し、なんと…!

昨年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで実際に使用された、カワイの最高峰Shigeru Kawai フルコンサートピアノSK-EXを試弾させていただきました!

貴重な機会にお声かけ頂き、レッスン前の短時間に強行スケジュールで京都から梅田へ^^;

実際に目にしてみると、まずその美しさにうっとりしてしまいます。(写真では伝わりづらいですが、おおー!と声が出るほど素敵でした)

鍵盤のタッチはとてもなめらか。特にトリルがキラキラと輝くような音色で、いつもは苦手なトリルも急に上手になったかと錯覚するほどです。

高音も低音もよく響き、出せば出すほど音が出ます。

そのため、あまり力んで弾いてしまうとその力の分音がストレートに大きくなり汚くなってしまい、バランスが難しいとも感じました。

また特に驚いたのが、ソフトペダル。

普通のピアノでは単純に音が小さくなり籠って聞こえづらくなるだけなのですが(壁越しに音を聞いているような感じです)、

こちらは薄い膜を張ったような感覚で、音のきれいな響きを失わないまま、ピアニッシモを奏でることができるのです。

とても30分で弾きこなせるような力はありませんが、時間が経つのを忘れずっと弾いていられるような、そんなピアノでした^^

またサロンにはほかにも家庭やお教室で使用する通常モデルのSKもあり、どれを弾いてもやはり美しく感動…

今回SK自体を初めて弾かせていただきましたが、終始興奮状態でした(笑)

いつかまたぜひ、弾いてみたいです。

3歳さんリトミック・レッスン15回目

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リトミック個人レッスンより、3歳さんの15回目のレッスンです。

昨年の夏からスタートして、月に2回のペースでリトミックをしています。

30分のレッスン内では、色塗りやシール貼りのワーク(楽譜の前身となるもの)とピアノの時間が5分~10分設けられています。

ほんの少しに思えるかもしれませんが、実際には30分ピアノの椅子に座り続けているよりも

前後に体を動かしたり、即時反応などを行っているためより集中力が高まり、効率的にピアノに取り組める方が多いと感じます。

こちらの生徒さんは約半年・毎回少しの時間ではありますが継続して続けたことで、

右手の「ド・レ・ミ」と四分休符の「ウン」までを楽譜で読み、弾けるようになりました^^

いつもリトミックでリズム遊びを行っているので、拍感もある程度安定してきていますね♪

リトミックとピアノを並行していて良かったなと思うことは、常に体を使ってアウトプットする状態にあるので(手を叩く、足踏み、スティックなどなど)

いざ鍵盤を弾くというときに、その経験がきちんと活かせる状態にあるということです。

今回も大好きな曲でハナマルをもらい、大満足の様子でした^^

おにぎりをつくろう!

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2月最初のベビーリトミックは、レッスンの後半で制作を行いました^^

今回は1~2歳の手づかみ食べでも大活躍、みんなのだいすきなおにぎりがテーマです♪

まずはみんなで簡単なお歌と一緒におにぎりの手遊び。

ふつうのおにぎり(四分音符)、ぞうさんの大きなおにぎり(二部音符)、りすさんの小さなおにぎり(八分音符)それぞれのバージョンでつくってみました。

そのあとはクレヨンをつかってふりかけをトントン!

「おいしくなーれ、ふり・ふり・ふり!」とうたいながら自由に色を付けます。

ふりかけをかけたら、黒い折り紙シールを切った「のり」を塩むすびのイラストに貼っていきます。

まだ月齢的にも「これをやりましょう、はいどうぞ」というわけにも当然いきませんので

シールを貼る子、歩き回る子、みんな自由に過ごしていますがそれで構いません^^

おにぎりができたら、一緒に数を数えて、ぱくぱくぱく!おいしく食べて終了です。

シールはまだスティックのりを使わない1歳から幼児さんまで幅広く行う活動です。

裏の紙をはがすところは大人がお手伝いしながら、まずは指の腹にシールを貼り、それを手首を返して紙に貼るという動きなので

指先に加え【手首をひねる、返す、回す】という非常に重要な動作の練習になりますね。

新しいピアノのなかま♪

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昨年のことなのですが、ブログにアップできていなかったニュースがひとつありました。

秋ごろ、お教室にあらたにカワイのアップライトピアノを導入しました^^

グランドピアノのみでも十分レッスンはできるのですが、腕の使い方などを実際のキーで弾いて見てもらう際

生徒さんに席を代わってもらうのに時間がロスしてしまうので、今まではもう一台の電子ピアノを使って見本を見せていました。

ただ、どうしてもタッチ感や音の深みを伝えづらいことが多くもどかしく感じており

悩んだ結果、アップライトピアノを入れることにしました。

現在は春のミニコンサートに向け、2台ピアノの練習でも活躍しています♪

いつも使っているヤマハのグランドピアノとは異なり、やわらかくポロンポロンという丸みのある音色が特徴です。

個人的に、音のやさしさという面でスタインウェイの柔らかさにも通じるところが多いように思います。

お教室には今まで使っていた電子ピアノも残しているので、合計3台のピアノがあり、もうお部屋がギッチリ!^^;

こどもたちにも時折ふれてもらい、いろいろな音色の違いを感じてもらっています。

ボールで鬼退治!

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さて、1月後半のリトミックは節分がテーマです^^

季節のイベントは基本的にその前までに行っていますので(その日を過ぎてしまうと、なんとなく子供たちも気が乗らないようなのです^^;)

毎回少しずつ前倒しでのテーマ設定となり、余計に一年の流れを早く感じます。

ベビークラス、幼児さんのレッスンともに、『まめまき』のお歌を歌いました。

身振りを付けて歌ったり、歌の途中の休符の部分で手を叩いたり(鬼は外、ハイ! 福は内、ハイ!というように補足でいれていきます)

あるいは手合わせをしながら歌ってみたり、短いですがとてもたのしい歌ですよね。

3歳さんのレッスンではおりがみで鬼の制作も行いました。

最後は、豆ならぬボールで鬼退治!

ボウリングの要領で、コロコロとボールを転がして文字通り鬼を倒します。

ボールを的に当てるのは大人でも一回では成功しないことが多いですが、みんなとても上手に鬼を倒してくれました^^

ボール転がしは、一見ただの遊びのように思えますが実はちゃんと狙いがあり、手首をかえす動きの練習をしています。

手首の動きはピアノでも重要な要素で、指だけでなく手首でも音のタッチを調整することができます。

壮大なフレージングやスケールではやわらかく、反対にぱきっとしたスタッカートでは固く締める、という具合ですね。

リトミックではそこまでお話することはありませんが、このようにいろいろな遊びの要素が音楽やピアノにつながっています♪

お正月のリトミックあそび♪

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今月最初の3歳さんのリトミックは、お正月をテーマにしたミニゲームを行いました^^

おとしだま・おぞうに・かるたの三枚のカードを用意して、まずはそれぞれどんなものかな?とお話してイメージを膨らませます。

ここで少し反省点が…

「かるた」と「おぞうに」は、3歳さんにイメージしてもらうにはすこし難しい内容でした。(年中さんくらいならちょうどいいですね)

今回は絵を見ながら「かるたはどんなゲームか」「おぞうにには何が入っているかな」と説明をしながらスタート。

おとしだまは、いただいたら両手で受け取って「ありがとう」、

かるたはイラストの通り、スパァーン!と勢いよく札をとる動作、

おぞうにはおもちが入っているので「びよ~ん」とおもちがのびる様子をみんなで一緒に再現します。

準備ができたら、クイズスタート!

ピアノの音をきいて(3歳さんなのであわせて小声でヒントもだしながら)、先生が何と言ったかを当ててもらいます。

わかったら、すぐにその答えに合わせた動きをしてもらうという内容です。

おとしだま。おぞうに・かるたはそれぞれ文字数が異なるので、それが大きなポイントですね。

年中さん~くらいになれば、ヒントの小声なしでピアノの音だけをきいて判断できるようになってきます。

人数が多い場合はまさにかるたと同じように、わかったらすぐにその動きをして、一番早かった人が勝ち!というゲームにすると盛り上がりそうですね^^

今回はお正月のイラストを使いましたが、他にも果物の名前、動物などなんでも同じようにゲームにできますし

年齢の大きい子の場合は言葉の数でなくそれぞれに異なるメロディーをつけて、この曲がきこえたらこれ!という内容にしてもたのしいですね。

個人的には、また次のお正月がくるのがいまから待ちきれません^^;

 

いろんな動物になろう♪

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きょうのベビークラスでは、絵本をつかって動物のリトミックをしました^^

動物リトミックは、ベビーに限らず幅広い年齢で取り入れることのできる内容です。

きょうは絵本をみながら、それぞれの動物に合わせた音楽をきいてお母さんと一緒に動いてもらいました。

ライオンやかめ、鳥などはいろいろな譜例がありますが

いくつかはサン・サーンスの『動物の謝肉祭』(白鳥や水族館の曲が有名な曲集ですね^^)から選んで演奏しました♪

ベビークラスではまだ表現する、ということは難しいですが

音楽を聴いて、なんとなくでも大人たちの動きを見て「いつもと違って、なんだか楽しいな」ということを感じてもらうのが一番の目的です。

動物リトミックは、2~3歳になると先生やお母さんの動きを真似して自分も音楽を聴いて動く、という段階へすすみ

次は音楽を聴いて自分で判断して動く、

最後は(年中~年長さんくらい)まねっこではなく自分でそれぞれの動物をイメージして考えて動く、というように変わっていきます。

なにかになりきって動く、という内容では動物が一番わかりやすく楽しいですね^^